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野菜に含まれるグルタミン酸に降圧効果  2010年3月3日 水曜日

植物性蛋白(たんぱく)に最も多く含まれるアミノ酸の1つであるグルタミン酸によって血圧が降下することが、新しい研究によって明らかにされた。グルタミン酸は、野菜蛋白の23%、赤身肉の蛋白の18%を占める。
日本、中国、米国、英国での4,680人を対象とした食事に関する研究データを分析した結果、食事による蛋白質の総摂取量に占めるグルタミン酸摂取が 4.72%高いと、平均収縮期血圧(最大血圧)が1.5~3ポイント、平均拡張期血圧(最小血圧)が1~1.6ポイント低いことが示された。
研究著者である米ノースウェスタン大学(シカゴ)フェインバーグFeinberg医学部予防医学名誉教授のJeremiah Stamler博士は、「降圧度はそれほど大きくないと思われるかもしれないが、高血圧は心疾患や脳卒中、その他の心血管障害の主要なリスクファク ター(危険因子)であり、この降下によって脳卒中による死亡率が6%、心疾患による死亡率が4%低下する。ただし、この知見が食事で野菜を多く摂取するのではなく、グルタミン酸のサプリメントに飛びつく理由になることを懸念している。グルタミン酸サプリメントの効果に関するデータはない」という。
同氏は「植物性蛋白で最も重要なアミノ酸が血圧に関連しているという事実は、植物性蛋白が豊富で動物性蛋白が少ない食事(DASHダイエット)が血圧に良い作用をもたらすという推論を支持している。ただし、肥満や、塩分、アルコール、カリウムの高摂取についても検討しなければならない」とも述べている。
また、グルタミン酸ほどではないが、プロリン、フェニルアラニン、セリンなど、野菜蛋白に多いほかのアミノ酸による降圧効果もみられ、研究者らは「血圧改善の解決は1つの栄養素のみによるものではなく、すべてが作用することで大きな効果が得られる」としている。研究結果は、米医学誌 「Circulation(循環器)」オンライン版に7月6日掲載された。

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