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セラミックス治療を失敗しないために

セラミックス治療は多くの歯科医院で提供されており、多くの患者様にとって身近な治療となっています。この治療には、美しい見た目だけでなく、耐久性も求められます。しかし、治療の質は歯科医院ごとに異なり、質にこだわる医院もあれば、そうではない医院も存在します。セラミックス治療を美しく、かつ長持ちさせるためには、質にこだわる歯科医院を選ぶことが重要です。

目次

よくある失敗例

①治療を受けた歯がすぐに虫歯になった

虫歯の診断は、レントゲン写真、歯の色合い(黒変)、虫歯染め出し液(検知液)の染色度合い、歯の硬さなど様々な検査を基に行われますが、これは感覚的な要素が高く、歯科医師によって判断に誤差が生じます。治療後にすぐに虫歯になる場合、ほとんどは虫歯の取り残しが原因です。虫歯を徹底的に取り除くためには、マイクロスコープ(顕微鏡)を用いた拡大視野下での治療が不可欠であり、そのような設備を使用している歯科医院を選択しましょう。

②治療を受けた歯がすぐに取れた

セラミックスを装着する際に使用する接着剤は非常に強固であり、一度装着したら取り外すことが困難な材料です。しかし、適合精度が不良なセラミックスを装着したり、適切な接着処理を行わないとすぐに取れてしまうことがあります。適合精度を上げるためには、マイクロスコープを用いた拡大視野下で歯を綺麗に削ることや、技工士が技工用スコープを用いてセラミックスを作成すること、型取りの際に使用する材料や石膏の質を高めることが重要です。セラミックス治療を受ける前に、「適合精度が不良な場合は、もう一度型取りをする場合がある」ことを事前に説明してくれる歯科医院を選びましょう。

③治療を受けた歯がすぐに割れた

セラミックスと歯の強度(硬さ)は近似しているため、セラミックスだけが割れる場合には原因があります。その多くは、歯を削る量が少なすぎて作成されるセラミックスが薄くなりすぎることに起因します。セラミックス治療のメリットやデメリットをしっかりと説明し、患者の口腔状態に応じた治療法を提案してくれる歯科医院を選択することが重要です。

もし失敗したらやり直しはできる?

歯の状況によりますが、上記のトラブルが生じた場合、やり直しは可能です。当院では、指定するメンテナンス間隔(3〜6ヶ月)を受診している患者様で、装着時から2年以内に再治療(同じ治療)が必要になった場合、全額保証しております。また、外部の保証機関を利用すれば、保証期間を5年に延長することが可能です。

セラミックス治療医院の選び方

セラミックス治療を受ける際は、以下のポイントを考慮して医院を選びましょう。

その歯にとって最善の治療方法を提案する歯科医院

患者一人一人の口腔状態に応じた最適な治療法を提案してくれる医院を選びましょう。信頼できる歯科医師は、治療のメリットとデメリットを丁寧に説明してくれます。

マイクロスコープを使用した精度の高い治療を行える歯科医院

マイクロスコープを用いた治療は、精度が高く、虫歯の取り残しや不適合なセラミックス装着を防ぐために重要です。

セラミックスの接着操作を防湿下で行う歯科医院

セラミックスの接着は湿気が影響するため、徹底した防湿対策を講じる医院を選ぶことが大切です。これにより、接着の信頼性が向上します。

適合精度が悪い際に再製作する場合があると説明してくれる歯科医院

適合精度が不十分な場合に再製作を行う姿勢のある医院を選びましょう。事前にこうした説明がある医院は、品質に対する意識が高いといえます。

 

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